汗の悩み
多汗症は全身の汗が増える全身性多汗症と、体の一部の汗が増える局所多汗症があります。
局所多汗症ではワキや手、足などに過剰に発汗がみられます。ワキ汗は、緊張などで交感神経が汗腺を刺激することで汗が出ます。
ワキ汗を抑える治療法に、ボトックス注射があります。
ボトックスには、交感神経から汗腺への刺激の伝達をブロックすることで汗を抑える効果があります。
ワキ汗 ボトックス治療の流れ
①診察して、ボトックス治療の適応があるかどうか診断します。
②ワキの注射する部分にマーキングをします。
(ご希望の方はあらかじめ麻酔テープをすることができます)
③ワキの皮膚にボトックスを注射します。しっかりと汗が抑えられるように、
腋窩全体に細かく皮下注射を行います。
治療時間は5~10分程度です。
治療効果について
汗を抑える効果は通常、治療後2~3日であらわれ、効果は約4~9か月程度持続します。効果や持続期間には個人差があります。時間の経過とともに徐々に効果はなくなっていくので、ワキ汗の症状が気になるようになれば、また改めて治療を行います。年に1回(~2回)の頻度で治療を受けられる患者様が多いです。
治療後の注意点
・治療当日のみ、激しい運動など、血液の流れを増加させる行為は控えてください。
・注射した部位は、揉まないでください。
・女性は治療後2回の月経が終わるまで、男性は治療後3か月が経過するまで、避妊に必要な措置をとってください。
ワキ汗ボトックスの料金
<1回>36,300円
別途 診察料・麻酔クリーム代がかかります。
※表示価格は税込です。
その他の多汗症の治療
・塩化アルミニウムローションの塗布
・漢方治療