白石ガーデンプレイス皮膚科クリニック

皮膚科・アレルギー科
DERMATOLOGY/ALLERGY

皮膚科・アレルギー科

アトピー性皮膚炎やじんましん、かぶれなどの皮膚アレルギー疾患や、ニキビ、ホクロ、イボ、乾癬・掌蹠膿疱症、水虫、帯状疱疹・ヘルペスなどの日常よく見られる皮膚疾患の診療を行っています。

外用薬や内服薬、漢方治療による治療(保険診療)だけでなく、症状やご希望に応じて分子栄養療法・グルタチオン点滴療法、LED照射(ヒーライト)、幹細胞・成長因子などのエレクトロポレーション導入、レーザー治療(自由診療)を行っています。


  • 皮膚科手術、紫外線療法、  デュピクセント・ミチーガ注射治療 は予約制です(再診の方のみ)
  • 一般皮膚科診療は当日の順番取りシステムとなります。(お時間の指定はできません)

    ・一般皮膚科の当日受付は一定数超えると受付できないシステムになっており、土曜日などの混雑時は窓口および インターネットでの受付時間の短縮や休止をする場合がございますので 余裕をもってご来院日をご考慮いただきますようお願いいたします。 ・ご自身の順番に間に合うようにご覧ください。(5人前までにご来院ください) ※待ち時間は目安です。大幅に遅れる場合やキャンセルはご連絡ください。 ・順番になっても来院されていない場合は次の方お呼びします。 ・診療内容、急患などにより表示された待ち時間と誤差が生じる場合がございます。 
  • 当院では、男性陰部への診察は行っておりません。


対応している症状・疾患

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりをくり返すかゆみを主症状とする慢性疾患です。アトピーの皮膚ではIL-4、IL-13、IL-31などのサイトカインという物質が表皮内で炎症やかゆみを起こします。皮膚のバリア機能が低下しているところに、ダニ、カビ、ホコリや化学物質(化粧品、金属、消毒薬)などのアレルゲンが侵入して「皮膚の炎症」が起こり、かゆみを引き起こし、痒くなった皮膚を搔くことでさらに皮膚のバリア機能が低下し、「皮膚の炎症」が悪くなるという悪循環を起こします。


悪化サイクル

皮膚科・アレルギー科

※鳥居薬品株式会社HPより引用



皮膚科・アレルギー科

※日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎ガイドラインより引用



デュピクセントがブロックする箇所

皮膚科・アレルギー科

※サノフィ株式会社HPより引用



ミチーガ

皮膚科・アレルギー科

※マルホ株式会社HPより引用

アトピー性皮膚炎の検査

・血清IgE値 アレルギー素因を表す。アトピー患者は500IU/ml以上になることが多い
・血清LDH値 皮膚炎の重症度と相関することが多い
・血清TARC値 アトピーの重症度に一致して上昇。アトピーの病勢を反映する

アトピー性皮膚炎の治療

症状を繰り返しているうちは一見良くなったように見えても隠れ炎症が続いています。症状がほとんどないか、あっても軽度で日常生活に支障がない状態を維持するのが治療の目標です。

【外用薬】

ステロイド外用剤:ステロイドには強さのランクがあり症状の程度や部位によって使い分けます。
免疫抑制外用剤:タクロリムス(プロトピック軟膏)
外用ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤 :デコルニシチブ(コレクチム軟膏)
外用PDE4阻害剤 :ジファミラスト(モイゼルト軟膏)
治療用AhR調節薬:タピナロフ(ブイタマークリーム)

【内服薬】 

抗ヒスタミン薬、漢方薬、JAK阻害剤、免疫抑制剤
※当院では内服のJAK阻害剤、免疫抑制剤は現時点では採用していません

【注射薬】

生物学的製剤:デュピルマブ(デュピクセント)、ネモリズマブ(ミチーガ)

アトピー性皮膚炎の新しい治療薬 生物学的製剤

アトピー性皮膚炎の炎症にかかわっているサイトカインをブロックすることでアトピー性皮膚炎を改善します。生物学的製剤は細胞表面にあるサイトカイン受容体に働きかけます。JAK阻害薬は免疫をつかさどる細胞の中にある「JAK」(ジャック)という部分に結合して、かゆみの原因となる炎症性サイトカインが過剰につくられることを防ぎます。

デュピルマブ(デュピクセント)

デュピクセントは生物学的製剤で、アトピーの炎症の原因となっているIL-4とIL-13をおさえます。IL-4とIL-13をおさえることで、アトピー性皮膚炎の主な要因である「炎症」「かゆみ」「バリア機能低下」のすべてに対する効果が期待できます。

デュピクセントは2週間に一回の間隔で初回は300mgを2本、2回目以降は1本を皮下に注射します。アトピーの症状が良くなるまで(完全なすべすべ肌になるまで)少なくとも一年以上、年単位での治療が必要です。副作用は目のかゆみ(結膜炎)が見れることがありますが、抗アレルギー剤の内服や目薬使用で対処できます。ステロイドのような副作用はなく、アトピーの治療として安心して使いやすい薬剤です。

デュピクセントについて

ミチーガ


ミチーガは生物学的製剤でアトピー性皮膚炎の原因となる物質のうち、IL-31のはたらきをブロックすることによってアトピー性皮膚炎のかゆみをおさえます。
ミチーガは4週間に1回皮下注射をします。副作用はあまりありませんが、治療開始時に一時的にアトピー症状が悪化することがあります。
ミチーガでかゆみが楽になっても外用療法はしっかり続けましょう。

デュピクセント、ミチーガの薬剤費と医療費助成について

デュピクセント、ミチーガとも保険適用ですが薬剤が高額になります。
医療費助成制度を利用することができます。
アトピー性皮膚炎を良い状態に保つには日頃のスキンケア( 入浴やシャワーで汚れを落とし、皮膚を清潔 に保ち、保湿してうるおいを保つ)、原因や原因をみつけ可能な限り取り除く。 悪化の因子:汗、ストレス、アレルゲン、紫外線などへの対策も重要です。 原因や悪化因子への対策として各種アレルギー検査や分子栄養療法を行っております。 またアトピー性皮膚炎による色素沈着には保険診療でできる治療はほとんどなく、自由診療でのレーザーやエレクトロポレーションケアシス、ヒーライトなどで対応しております。 アトピー性皮膚炎でお悩みの方はご相談ください。


エレクトロポレーションケアシスについて

ヒーライト


じんましん

皮膚の一部が赤く盛り上がり(膨疹)、数時間~1日以内で消えてしまう皮膚の病気です。必要に応じて悪化因子を調べるアレルギー検査を行います。

治療

原因や悪化因子がわかれば、それらを取り除くようにします。症状が落ち着くまで抗ヒスタミン薬または抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬の内服をします。


ニキビ

毛穴が狭くなってつまり、炎症がおこるとニキビができます。

ニキビができる流れ

ニキビの美容治療についてはこちら

ニキビの治療

≪1.毛穴のつまりを取り除く≫
・アダパレン(ディフェリン、エピデュオゲル)
・過酸化ベンゾイル(ベピオゲル、デュアックゲル、エピデュオゲル)

≪2.炎症や皮脂のコントロール≫
・抗生剤、過酸化ベンゾイル(ベピオゲル、デュアックゲル、エピデュオゲル)
・ビタミンB群:皮脂のコントロール
・漢方薬:十味敗毒湯、清上防風湯、荊芥連翹湯、排膿散及湯など。

≪3.ホルモンバランスを整える≫

漢方薬
●生理前後に悪化するニキビ:桂枝茯苓丸、桂枝茯苓丸加薏苡仁、加味逍遙散、当帰芍薬散、十味敗毒湯(桜皮配合)
●思春期ニキビ、皮脂が多い場合:抗アンドロゲン作用がある芍薬甘草湯



ニキビができる流れ

乾癬

銀白色の鱗屑(皮膚の粉)がついた盛り上がった紅斑が、頭、肘・膝、臀部、下腿などの機械的刺激をうけやすい部分に出ます。遺伝的な体質に、不規則な生活や食事、ストレス、肥満、感染症、などの因子が加わって発症します。乾癬の方はメタボリック症候群になり易いといわれています。必要に応じて、コレステロール値や血糖値などの検査を行います。

治療

ステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬、紫外線療法、経口PDE4阻害剤


掌蹠膿疱症

手足に水疱や膿疱が見られます。扁桃腺や歯、鼻などの細菌による慢性炎症による発症(病巣感染)、金属アレルギーや喫煙が関与しているケースがあります。金属アレルギーが疑われる場合には金属アレルギー検査(パッチテスト)、甲状腺疾患や糖尿病などを合併することがあるので、必要に応じて血液検査をします。

治療

ステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬、紫外線療法。
喫煙している場合は禁煙、病巣感染、金属アレルギーなど、悪化の原因があれば、それを取り除くようにします。


酒さ

赤ら顔ともいわれ、鼻や頬、額に赤みやニキビのようなものが出ます。30代~50代で発症しやすく男性よりも女性に多い傾向があります。ストレス、飲酒や糖質の摂りすぎ、過度の保湿、紫外線などで悪化します。

治療

ロゼックスゲル(メトロニダゾール)、漢方薬、ビタミン剤など。
顔の赤みに対してイベルメクチンクリームの処方、エレクトロポレーションケアシスでの幹細胞や成長因子導入(自由診療)を行っています。

酒さの治療について


水虫

白癬菌というカビが皮膚に感染することで起こります。症状は、足白癬では足の皮むけ・水疱・かかとのガサガサ、爪白癬では爪が白~黄色く濁るのが特徴です。必ずしもかゆいとは限りません。

治療

抗真菌剤の外用。爪白癬で難治性の場合は抗真菌薬の内服をします。


円形脱毛症

頭部に境界明瞭な脱毛斑が発生します。多発するものは全頭脱毛、汎発性脱毛症に進行する場合があります。

抜け毛の自由診療についてはこちら

治療(保険適応)

●外用薬
ステロイド、塩化カルプロニウム液
●内服薬
セファランチン、ミノファーゲン
●漢方薬
十全大補湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、など
●紫外線治療
脱毛部位に紫外線を照射します。1~2週間に1回の間隔で行います。

円形脱毛症の治療について



帯状疱疹

子供の頃に感染した水疱瘡のウイルスは体内の神経節に残っています。水疱瘡感染後に加齢や疲労・ストレスなどで免疫力が落ちた際に帯状疱疹として発症します。頭、顔、体のどの部位にでも発症します。症状は体のどちらか片側に痛みを伴う水疱として現れます。



皮膚科・アレルギー科

治療

●抗ウイルス薬の内服、痛みに対して鎮痛剤の内服

帯状疱疹の後遺症 帯状疱疹後神経痛

●帯状疱疹の皮膚症状が治ったあとに帯状疱疹後神経痛(痛み)が続く場合があります。
帯状疱疹になった場合は早期に抗ウイルス薬による治療を開始すること、痛みは我慢せずに鎮痛剤を使ってしっかり痛みをコントロールすることが重要です。
鎮痛剤を使わず痛みを我慢すると神経痛が長引きやすくなります。

帯状疱疹の予防

●帯状疱疹は免疫力が低下している時に発症しやすいことが分っています。日頃から栄養のバランスの取れた食事、適度な運動、充分な睡眠をとり、リラックスする時間を取り、ストレスの解消を心がけましょう。

また帯状疱疹はワクチンで予防することができます。ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。
(いずれも任意接種)。帯状疱疹ワクチンをご希望の方は診察の際にご相談ください。

帯状疱疹



帯状疱疹

  • 帯状疱疹ワクチンの予約について

    まず予約なしで当日受付で受診していただき、診察して帯状疱疹ワクチンが接種可能か判断します。
    診察後に帯状疱疹ワクチンの予約をとっていただきます。
    ワクチンは取り寄せになるため、予約時に先払い(ビケン:8,800円、シングリックス2回分44,000円)となります。
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