「リップを塗ってもすぐに乾く…」「唇がヒリヒリして食事もつらい」
そんな唇のお悩み、札幌市白石区の美容皮膚科「白石ガーデンプレイス皮膚科」にも多くご相談をいただきます。
唇の荒れは、単なる乾燥だけでなく、アレルギー・栄養不足・日常の習慣など、さまざまな要因が関係していることがあります。
市販のリップクリームでなかなか改善しないときは、皮膚科での適切な対処が大切です。
唇の荒れ|主な原因と考えられる要因
環境や生活習慣によるもの
- 空気の乾燥(特に冬季や暖房の使用時)
- 紫外線(UVによる刺激)
- 舐める・触る癖(摩擦や唾液による乾燥)
- 寝ている間の口呼吸
栄養素の不足
唇の健康にはビタミンB群、鉄分、亜鉛などが深く関係しているとされています。
特にビタミンB2・B6の不足は、口角炎や唇の荒れと関係がある可能性があります。
化粧品・日用品が原因となるケースも
唇のかぶれ(接触皮膚炎)の原因になりやすいもの
| 原因物質 | 内容 |
|---|---|
| リップ製品 | 香料、着色料、防腐剤(パラベン等)、ラノリン、プロピレングリコール |
| 口紅・リップグロス | 特に長時間つけていると刺激になることがあります |
| 歯磨き粉 | フッ素、ミント系香料、界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウムなど) |
| 食品 | 柑橘類、マンゴー、シナモン、辛味の強いものなど酸性の食品 |
| 金属アレルギー | ニッケルなどがリップ容器やアクセサリーに含まれる場合 |
| 薬の副作用 | 一部の抗生物質・抗ヒスタミン薬などで唇に影響が出る場合も |
皮膚科での治療と日常ケア
医療機関での主な治療方法
症状の程度や原因に応じて、以下のような処方が行われることがあります。
- ステロイド外用薬
→ 炎症が強いとき(赤み・かゆみ・ひび割れなど) - 保湿剤(ワセリン等)
→ バリア機能を補い、再発防止にもつながる - 必要に応じて抗アレルギー薬
→ アレルギー症状が関与している場合
日常のセルフケアのポイント
- 香料や着色料が入ったリップ製品は避ける
- 唇を舐める・触る癖を意識的にやめる
- 室内の湿度管理やマスクの着用で乾燥を防ぐ
- 紫外線カット機能のあるリップケア用品を使用
特に注意したいのは「リップで悪化するケース」。
市販のリップには刺激になりやすい成分が含まれていることがあり、悪化の原因になっていることもあります。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 唇が荒れるたびにリップを塗っていますが、なかなか改善しません。
A1. リップクリームの成分自体が刺激になっている可能性があります。香料・防腐剤・着色料などが含まれている製品は、敏感な唇に合わないことも。
ワセリンのみで保湿する方法がシンプルで効果的な場合もあります。
Q2. 唇の荒れは皮膚科で相談してもいいですか?
A2. はい、ぜひご相談ください。唇の荒れは皮膚疾患の一種として診察対象になります。
札幌市白石区の白石ガーデンプレイス皮膚科では、患者さま一人ひとりの原因を探り、適切な治療をご提案しています。
繰り返す唇の荒れやかゆみでお困りの方は、お一人で悩まずに専門医にご相談ください。
ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。初診の方も歓迎です。




