夏に増える皮膚トラブル、そのお悩みありませんか?

札幌市も夏は湿気と暑さで皮膚トラブルが増える時期。
「汗をかくと皮膚が赤くなる」「かゆみで夜も眠れない」「薬を塗ってもなかなか治らない」
そんな声を、札幌市白石区の白石ガーデンプレイス皮膚科でも多くいただきます。

特に夏に悪化しやすい疾患として、以下のような症状が目立ちます。

  • あせも
  • 虫刺され・かぶれ
  • アトピー性皮膚炎の悪化
  • 日焼けによる炎症
  • 水虫の悪化

これらに対し、西洋薬(ステロイド外用薬や抗ヒスタミン内服)だけでなく、漢方薬を組み合わせることで回復をサポートする治療が注目されています。

その中でも特に夏場によく処方される漢方薬が「消風散(しょうふうさん)」です。


漢方薬「消風散」とは?|夏のかゆみにアプローチ

13種の生薬で構成された伝統的な処方

「消風散(しょうふうさん)」は、以下の13種類の生薬で構成されています。

生薬名役割(期待される作用)
当帰血行促進、肌のうるおいサポート
地黄皮膚の炎症鎮静、ほてり改善
防風かゆみを抑える
蝉退アレルギー症状の軽減
知母皮膚の熱感・かゆみを和らげる
苦参抗菌作用、湿疹の悪化を防ぐ
胡麻保湿・炎症緩和
荊芥肌のデトックス作用
蒼朮体内の湿気を取り除く
牛蒡子吹き出物、炎症の改善サポート
石膏皮膚の熱感や腫れを抑える
甘草生薬の調和、消炎・鎮痛作用
木通利尿作用、むくみ緩和

消風散の特徴と作用メカニズム

  • かゆみの緩和:アレルギー反応や皮膚炎に伴うかゆみに働きかけます。
  • 炎症の鎮静:皮膚が赤くなったり、ただれたりした状態を落ち着かせることが期待されます。
  • 皮膚の水分バランス調整:皮膚のジクジクを抑えることで、治癒をサポート。
  • 夏のアトピー性皮膚炎や汗疹対策に応用されることが多いです。

消風散が使用される主な皮膚疾患

  • 汗で悪化するアトピー性皮膚炎
  • ジュクジュク湿疹やかぶれ
  • 虫刺されによる炎症やかゆみ
  • 指の間のただれ(水虫が悪化した状態)

当院では、西洋薬のみで改善が難しい方や、繰り返すトラブルに対して保険診療で漢方薬を併用するご提案を行っています。


治療の流れ・費用について(保険診療)

項目内容
初診料・再診料保険適用(3割負担で約1,000円〜2,000円程度)
処方される漢方薬消風散(粉薬) ※約2週間分/保険適用
その他の併用薬抗ヒスタミン薬、ステロイド外用薬など

※症状や使用薬剤により料金は異なります。


FAQ|よくあるご質問

Q1. 消風散は子どもでも飲めますか?

A. はい、お子さまでも体質や年齢に応じて調整が可能です。ただし、苦みがあるため、味に敏感なお子さんには工夫が必要です。医師にご相談ください。


Q2. どれくらい飲み続ければ効果を実感できますか?

A. 早い方では1週間ほどでかゆみの軽減が期待できますが、慢性的な症状には1ヶ月以上の服用が必要な場合もあります。症状に応じて継続の有無を判断します。


札幌市白石区で夏の皮膚トラブル治療をお考えの方へ

白石ガーデンプレイス皮膚科では、札幌 美容皮膚科・保険皮膚科を併設し、夏場の皮膚トラブルに対応しています。ステロイドだけでなく、体質から整える漢方治療をご希望の方にも柔軟にご提案が可能です。

「なかなか治らない皮膚炎がある」「薬だけに頼らず自然に治したい」
そんな方はぜひご相談ください。

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