「シミがなかなか消えない」「レーザーをしてもまた残ってしまう」というご相談が増えています。
シミと一言でいっても、種類によって必要な治療が異なるため、正確な診断がとても大切です。

白石ガーデンプレイス皮膚科では、シミの種類を見極めた上で、ピコレーザーや外用薬、スキンケア治療を組み合わせて最適な治療をご提案しています。
今回は50代女性(お写真提供ありがとうございます)の症例をご紹介します。
※治療結果は患者さま個人の感想であり、効果には個人差があります。


症例紹介|頬のシミにピコレーザー照射+ゼオスキンセラピューティック

治療前の状況

  • 頬のシミが気になり受診
  • 診察の結果、老人性色素斑後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)が混在
  • シミの種類に合わせてレーザー設定を調整して照射

老人性色素斑は比較的レーザーに反応しやすいシミですが、ADMは皮膚の深い層に色素があるため、外用薬では改善が期待しにくく、レーザー治療を複数回重ねる必要があります。


治療内容と特徴

ピコレーザー照射(老人性色素斑+ADM)

  • 老人性色素斑:1回のレーザーで薄くなりやすい
  • ADM:深い層にメラニンがあるため、複数回の照射が必要
  • 部位によって出力設定を変え、負担を抑えながら照射

治療のポイント

  • ADMは1回の治療で取り切れないため、段階的に薄くしていく治療計画が重要です
  • レーザー後に起こりやすい色素沈着対策として、外用薬とスキンケアを併用しています

外用ケア|ゼオスキンヘルス セラピューティックプログラム

ADMそのものには外用薬の効果は期待しにくいものの、レーザー後の炎症性色素沈着を予防する目的でゼオスキンを併用。
以下を組み合わせて治療を進めました。

使用した製品

  • バランサートナー:肌のpHを整える
  • ミラミン:ハイドロキノン
  • ミラミックス+トレチノイン:ターンオーバーの促進
  • シナール、ユベラ、トラネキサム酸内服:色調の改善をサポート(一般的な目的)

治療経過

  • 老人性色素斑はほとんど目立たなくなる
  • ADMは薄くなっているが、頬上部に残存あり
  • さらなる改善には追加のレーザー照射が必要

ADMは時間がかかるシミのため、根気よい治療の継続が大切です。


料金(税込)

治療内容料金
ピコレーザー(老人性色素斑)22,000円
ピコレーザー(ADM)27,500円
バランサートナー7,700円
ミラミン14,300円
ミラミックス14,300円
トレチノイン 5g2,750円
シナール100錠1,100円
ユベラ100錠1,210円
トラネキサム酸100錠1,650円

起こりうる副作用

  • 赤み
  • 色素沈着(レーザー治療後に起こる可能性)

FAQ(よくある質問)

Q1. ADMはどれくらいで薄くなりますか?

A. ADMは皮膚の深い部分に色素があるため、数回のレーザー照射が必要になることが多いです。回数には個人差があります。

Q2. ゼオスキンは必ず必要ですか?

A. ADM自体への効果は期待しにくいですが、レーザー後の色素沈着を予防する目的で併用する方が多いです。


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札幌市白石区の白石ガーデンプレイス皮膚科では、シミの種類を見極めた治療を行っています。
「このシミはレーザーで良くなる?」「まず診断してほしい」など、どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。