皮膚科で意外と相談が多いくちびるの荒れ。

原因は、空気の乾燥、気候や環境の影響、紫外線、舐める癖、栄養不足などが考えられます。

栄養素ではビタミンB群、鉄分、亜鉛などの不足、特にビタミンB不足は口周りのトラブルと関連があります。

日常生活ではアレルギーや刺激となるものに注意しましょう。

くちびるのかぶれ(炎症やかゆみ、赤みなど)の原因として多いものは

口紅やリップ製品:口紅、リップグロス、リップクリームに含まれる香料、着色料、防腐剤(パラベンなど)、またラノリン、プロピレングリコールなどに対するアレルギーや刺激 

歯磨き粉:フッ素やミント系香料、界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウムなど)

食べ物:柑橘類、マンゴー、シナモン、トマト、辛いものなど酸性・刺激性の食品。

また金属アレルギー(ニッケルを含むリップ製品の容器やアクセサリー)、食物アレルギー(ナッツ、シーフードなど)、薬(抗生物質や抗ヒスタミン薬)の副作用が唇の荒れを引き起こすことがあります。

唇があれてしまった場合の対処法は、皮剥け、ひび割れ、赤みなど症状が強い場合は、よくなるまでステロイドの外用をします。

ある程度良くなったら、ワセリンで保湿しましょう。

唇がカサつくと市販のリップを使う方が多いですが、リップの成分が刺激になることがあるのでワセリンが一番無難です。

口唇の荒れでお悩みの方はご相談くださいね。