アトピー性皮膚炎の治療といえば、これまではステロイド外用と抗アレルギー剤の内服が中心でした。
ここ数年で新薬が登場し、治療の選択肢が増えています。
アトピー性皮膚炎で初の生物学的製剤、注射薬のデュピクセントはアトピーの炎症を起こす原因となるサイトカイン、IL4とIL13を抑えることによりアトピー性皮膚炎の痒みや炎症を改善します。
デュピクセントはペン型の注射薬で、ご自身で注射することができます。
当院ではデュピクセントの効果や注射方法について説明のタブレットと練習用のペンをご用意しています。

注射は腹部や大腿部の皮下に注射をします。
自己注射をご希望の方には看護師が注射方法を指導いたします。
注射方法の解説動画はこちら
https://static.blog-video.jp/?v=GrK73KZZA9Ni7wJVRuDAsWOQ
ペン型なので使いやすいと思います。
デュピクセントは冷蔵庫で保管し、使用するときは冷蔵庫から出して45分置いてから注射します。
注射は2週間に1回の間隔で行います。
全身にアトピー性皮膚炎の症状が出ていると、ステロイドや保湿剤の外用だけではなかなか症状のコントロールが難しい場合がありますよね。
従来の外用療法で改善しない時にはデュピクセントも治療の選択肢のひとつとして考えてみるとよいでしょう。
アトピー性皮膚炎でお悩みの方はご相談下さいね。