東洋医学における「汗」の仕組み
東洋医学では、汗は「気・血・水」のバランスが乱れることで発生すると考えられています。
特に多汗症では以下のタイプがみられることがあります。

1. 気虚(ききょ)タイプ

特徴

  • 体力が低下し、少しの動作でも汗が出やすい
  • だるさ・疲れやすさを伴う

使用されることがある漢方

漢方薬名期待できる作用の方向性
補中益気湯気を補い、体力低下による発汗を抑える可能性
黄耆建中湯虚弱体質のサポートにより発汗を調整する可能性

2. 気逆(きぎゃく)タイプ

特徴

  • ストレスや緊張で汗が出る
  • のぼせ、動悸、冷や汗が出やすい

使用されることがある漢方

漢方薬名期待できる作用の方向性
加味逍遙散気の流れを整え、緊張による発汗を調整する可能性
桂枝加竜骨牡蛎湯精神的ストレスに伴う発汗を和らげる可能性

3. 水滞(すいたい)タイプ

特徴

  • むくみや湿気で汗が悪化
  • べたつく汗が出やすい

使用されることがある漢方

漢方薬名期待できる作用の方向性
防已黄耆湯水分代謝を整え、汗のバランスを整える可能性
五苓散体内の余分な水分を調整し、発汗の過多を改善する可能性

その他の多汗症で用いられることがある漢方薬

漢方薬名特徴
白虎人参湯体に熱がこもりやすいタイプの発汗を整える可能性
四逆散ストレス由来の発汗をサポートする可能性

※上記は一般的な漢方医学の考えに基づくもので、効果には個人差があります。


治療内容・料金について

白石ガーデンプレイス皮膚科では、札幌市白石区での多汗症相談として保険診療内で漢方薬を処方する場合があります。
(※保険適用の可否や処方内容は、診察時の状態によって異なります)

項目内容料金
初診料保険診療保険適用範囲内
再診料保険診療保険適用範囲内
漢方薬処方医師の診察に基づく保険適用可能な場合あり

FAQ(よくある質問)

Q1. 札幌市白石区で多汗症の相談は増えていますか?

A. 季節に関わらず、手汗・ワキ汗・全身の汗などのご相談が見られます。年齢や性別を問わず、幅広い患者さまが受診されています。

Q2. 漢方はどれくらいで効果を感じられますか?

A. 個人差がありますが、体質改善を目的とするため、数週間~数ヶ月かけて変化を感じる方がいらっしゃいます。効果の実感には一定期間の継続が必要なことがあります。


ご相談・ご予約について

白石ガーデンプレイス皮膚科では、札幌・札幌市白石区で多汗症にお悩みの方に、体質や症状に合わせた治療をご提案しています。
「汗が気になる」「日常生活に支障がある」など、お困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。